地を知る武道
地を知る『武道』
「三무」(サンム)の第三は、地を知る『武道』です。成すべき事となさざる事に対する規範と切除を知る武道なのです。
自然界にも厳粛な整然たる秩序が存在します。大地の動物、大空の鳥、大海の魚には国境がありません。人間だけが利己心で国境を作ったのです。悲しいことですが、人間だけが無意味な殺戮を繰り返してしまいます。
他者の”為に生きる”精神(公益精神)は、利己と利他が共生できる道です。自分の利己心から来る闘いを終結させ、平和を作り出す道が『地を知る武道』なのです。
本来の「武」の字は戈(ほこ)の字と足の字が合わさった字です。武器を持って威風堂々と立つ姿を表したことを意味しますが、平和な時代には戈を止める意味として戦いを止める、治める意味を持つとされるようになりました。力そのものは善でも悪でもありません。人を傷つける「力」が暴力となってしまうのです。
平和を乱す不義や悪がある時には、厳格な規範と秩序を立てなければなりません。武道修練の究極的な目的は殺傷と傷害ではなく、相生と和合のための『共に生きる共同体』作りにあります。自己の平和を守るために他者を犠牲にしてはならないのです。
心身統一の鍛錬過程を通して生命の貴重生を知り、唯一無二の相手の生命を尊ぶ心を修養します。より健康な身体に、より明るく、健全な心が養われるのです。真の武道人は善のため、義のために恐れを知らず勇敢に邁進しなければなりません。
圓和道人は地球星の全ての万物万象を愛し、家族を愛し、国と世界を愛し、平和を愛する孝情と忠義の道を歩む手本となるのです。本来あるべき真の武道人の姿はサンム「三무」の道「巫・舞・武」の完成者として、正義に生きる武道人なのです。
圓和道の基本の型は八方向に五つずつあり、合わせて四十の型があります。他の一般的な武道の型に比べると数的には多くはありません。しかし、応用動作の数は計り知れないのです。 自分が前を見て立つ時、右側半分の方向へ行く攻防が『内攻防』であり、左側半分の方向へ行く攻防は『外攻防』です。前方への攻防は『正面攻防』であり、後ろへの攻防は『後面攻防』です。 各々、この八方向に呼び方が付いています。(上図参照)
この基本の型は即時に実践に応用が可能なのですが、他の武道のようなスピード感のある型を正確無比に行うことと比べると、圓和道の基本技は、柔らかな円の動きと圓和道のリズム感が要求され、特に丹田に意識を置いて修練します。 圓和道では、『氣』の修練を重要視していますので、心の世界での氣が充満し、丹田に氣がみなぎるようにします。この氣を感じること。氣をめぐらせること、そして発進することこそが圓和道の奥義とされています。
昇段する段位と審査の型
圓和(十段) 茶帯の中に黄の線
天宙基準での活躍と貢献。
氣の完成修練を指導できる。聖子の基準を全うする。
心和(八段〜) 茶帯の中に白の線
世界基準での活躍と貢献。
氣の完成修練を全うし、氣の長成修練を指導できる。環境を癒せる。
忠和(六段〜七段) 茶帯の中に青の線
走外攻防 一番~五番・走内攻防 一番~五番
地域社会に対する貢献度と国家基準での貢献度。
氣の長成修練を全うし、氣の蘇生修練を指導でき、 人を癒せる。
人和(四段〜五段) 茶帯の中に緑の線
側外攻防 一番~五番 側内攻防 一番~五番
地域社会に対する貢献度。
氣の蘇生修練を全うする。
■(社)世界圓和道連盟からの資格状授与
■世界指導者修練大会への参加と貢献
正和(正初段〜三段) 茶帯(エンジ色)
平内攻防 四番~五番
成和(正1級〜準初段) 赤帯(一般武道の黒帯)
平内攻防 一番~三番
力和(3級〜1級) 青帯
平外攻防〜後面攻防
型和(7級〜4級) 緑帯
正面攻防〜平外攻防
圓和道錬武館 道場訓
鍛錬勇進
愛天愛人愛国
Loving Got.Loving people.
Loving our country.